【芸能】岡田准一、マクド新CMで“カウボーイ”に変身 相棒・馬とも相性抜群

CMでは岡田が2ピース入りのチキンを手に持ち、見事な“チキンさばき”を披露。「すごくおいしいチキンだ！」「食べたい！」と叫ぶ、熱い演技を見せる。撮影は7月上旬、太平洋を臨む乗馬クラブで実施。西部劇をほうふつとさせる荒野が舞台のCMということで、岡田はウェスタンシャツ＆ベストにネッカチーフを巻き、テンガロンハット、ポンチョ、ロングブーツを組み合わせたカウボーイファッションを着用。時代劇での侍やまげもおなじみの岡田だが、カウボーイ姿もさまになり、現場の雰囲気もぱっと華やぐ。

これまでも時代劇などで乗馬経験が豊富な岡田は当日も乗馬する際に、慣れた様子でパートナーとなる馬の手綱をつかむと、お尻をポンポンと優しく叩いて、これから乗るよという合図を送り、左足を鐙（あぶみ）にかけたまま右足で勢いよく地面を蹴って、静かにくらへ体を収めまる。さっそく準備運動がてら、軽やかな身のこなしで周囲を柵で囲った小さな馬場を周回した。

ウォーミングアップの様子を見守っていた乗馬クラブのスタッフによると、馬が尻尾を高く持ち上げて走るのは機嫌が良いサインらしく、その証拠に本番でも馬は岡田の指示に従って、指定されたカメラ前の位置に、速歩の状態からピタリと静止したり、セリフの最中もおとなしく待っていたりなど、相性抜群のコンビプレーを次々と披露し、OKテイクを連発した。

岡田が駆足で荒野を進んでいくラストシーンの撮影では、監督から「走っている途中で、何か気合いを入れるような掛け声がほしい」というリクエストが。岡田は撮影ポイントや動線をチェックした後、相棒の馬に「行こう！気持ちよく走ろうぜ！」と声をかけて乗馬。すると、その言葉が伝わったのか、馬は荒々しい鼻息を鳴らして、武者震いのような仕草を見せる。これには岡田も「やる気満々だな～（笑）」と笑顔に。しっかりと心を通わせた岡田の「ハッ!!」という合図でさらにスピードアップし、文字通り人馬一体となって荒野を駆け抜けた。

岡田は「今回の撮影で乗った馬はとても頭がいいので、こっちがやりたいことを敏感に察してくれる」と、相棒の性格も把握。制作チームが求める難しい画作りをサラリと演出してみせた岡田の巧みな馬術と演技力に、スタッフもすっかり圧倒されていた。

そして、雷をともなう土砂降りの雨の中、ひざまずいた岡田が天を仰ぎながら「俺は、チキンだ！」と叫ぶシーン。当日の最後に撮影されたこのシーンでは、岡田の前方の高い位置に陣取った3人のスタッフが、水道につないだ長いホースから水をまき、水の量やホースの向きを微妙に調整することで大量に降り続く雨を、照明の明滅により雷を、それぞれ再現した。

足元にできた水たまりに膝立ちでスタンバイした岡田は、本番前からすでにズブ濡れの状態ながらよりインパクトのある激しい雨を強調すべく、雨降らし担当のスタッフたちに「遠慮なくどうぞ！」と声掛け。その思いを汲んだ撮影チームが、一丸となってリハーサル以上の土砂降りを再現し、岡田も一発OKのパーフェクトな芝居で応え、カットの瞬間には現場から大きな歓声と拍手が。満面の笑みを浮かべた岡田の「皆さん、お疲れさまでした！ ありがとうございました！」という声が夜空に響きわたっていた。

ソース　オリコン
https://www.oricon.co.jp/news/2252478/full/