【証言入手】さらば青春の光が「無許可」で風俗企画を撮影していた

内容は森田哲也と東ブクロが同日に異なる派遣型風俗店を利用し、サービス後の「写メ日記」(キャストが利用客に向けたお礼のような投稿)で、どれだけの分量、そしてどれほど好意的なメッセージが書かれているかをコンビで競うというもの。

3月18日に投稿された同動画は112万回再生(3月31日時点)のヒットを記録。
ファンからも次のようなコメントが殺到している。

〈個人事務所でしか出来ない企画をやるの本当尊敬する〉
〈他事務所では絶対許可が降りないであろう企画を出してくれるのは神回すぎる〉
〈第二弾絶対にやってほしい！　〉

かなりの高評価を得た企画だったことは間違いない。だが、実はこの企画は店に無許可で行っていたことが本誌の取材で分かった。そして現在、店側は法的手段を検討しているという。事情を知る風俗店関係者が語る。

「被害を受けたのは東ブクロさんが利用した品川区の派遣型風俗店です。事前に店に許可を取ることはおろか、女性キャストにも企画の説明をせず、写メ日記の内容を公開することについての同意を得なかったのです。彼女にはサービスを受けた後に、『実はこれユーチューブの企画やねん』とサラっと言っただけだったそうです。それどころか、店のルールで禁止されているのに女性キャストの住んでいる場所を聞いたり、連絡先の交換を迫ったりしたことも分かっています。

それらはやんわりと断りましたが、普段からサービスが丁寧と評判のそのキャストはいつも通り、東ブクロさんに向けたお礼写メ日記を書いて、お店のサイトに投稿しました。しかし、それがさらに問題を広げてしまったのです」

この動画が上がったことで、女性キャストの個人情報やSNSアカウントが彼らのファンによって特定されたのだ。それにより、彼女は悪意のあるネット空間に晒され、瞬く間に拡散されてしまった。

「写メ日記には客を呼ぶために顔出しの際どい写真を載せるキャストも多い。その中には後ろめたい理由で風俗の仕事をしている女性もいます。だから、風俗情報サイトでは彼女たちのプライバシーを保護するために写メ日記の保存、転載は固く禁じています。ですが、さらば青春の光がアップロードした動画内では、写メ日記の内容を無断で公開。これでは簡単に特定されてしまいます」(同前)

実際、東ブクロにサービスを行った女性キャストは知人に自分のことがネットで晒されていることを知らされただけではなく、彼の熱狂的ファンから脅迫じみたメッセージも自身のSNSアカウントに殺到する事態になってしまったという。

「店側はこれ以上拡散しないように、お店のサイトからプロフィール写真を取り下げざるを得なくなりました。客を取る商売なので、これは致命的です。それ以上に、この事態に恐怖を覚えた女性キャストは一時的に精神が不安定になってしまっている状況です。視聴数稼ぎの企画とはいえ、女性に大きな傷跡を残した事実は到底、許されることではありません。現在、女性キャストは所属する店と法的手段を含めて対応を検討しているとのことです」(同前)

企画そのものの問題性、女性キャストが被害を受けたことを認識しているかについて、東ブクロの個人事務所に電話で質問した。以下、マネージャーとのやり取りである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/63d07b45458f3acbd58c3c4816813d2ca284aa3c

「はい、はい」

――お店側に許可は取られてませんよね？
「許可取り？　どういった許可でしょうか」

――内容から東ブクロさんのお相手の女性が特定される事態になっているのです。一部の熱狂的なファンから脅迫めいた内容のメールも本人には届いているようです。プライバシーを侵害されてしまったということで精神的にかなり参ってしまっているという状況なのです。

「本人が、というよりも会社で対応しましょう。企画を考えてやらせたのはこっちのスタッフなので、編集をやって流しているのもこっちなので、僕らのほうで謝罪すべきであるならば謝罪をしますけれども…」

――現状、事実関係は把握されていないわけですね？　法的な対処も考えているということなのですけれども

「はい」

――流された内容によって女性個人が特定されることになり、そのために精神的な被害を被っているということ、あるいは無許可であったことなど、事務所側としては把握していないということなのでしょうか？
「そうですね。プライバシーというものは女性が公開されているものですね。写メ日記というものはPRのために書いておられるという認識をもっています。そうですよね」

――著名なタレントさんがおもしろおかしくその内容を取り上げてチャンネルで流したことによって本人と東袋さんとの関係性が特定されるということは想定できますよね。

「想定はできる？　いわゆる…写メ日記そのものを載せている訳ではないですが…文章かなんかで特定をした方がいるということですね」

――その結果、脅迫めいたメールが届いているということです。本人はそれがために精神的にかなり参っているということです。

「ちょっと待ってください。脅迫めいたものが届いているのであれば刑事事件にしたほうがいいですよね、絶対。脅迫している人がいるということなので…」

――彼女が受けている精神的なストレスの全ての元凶は今回の企画であって、そこに流された情報から女性本人が特定されてしまったことが問題だと思います。

「脅迫めいたものがあるならきちんと対処した方がいいと思いますけれど……」

――もう一度申し上げます。YouTubeチャンネル内で東袋さんが個人が特定される可能性のある内容の文言を出してますよね。

「お店としてお客さんに来て欲しいということでHPにも載っているPRとして写メ日記にも出ている…それが東ブクロがこの子と遊んでということで、東ブクロのお相手をしたことが特定された方がいる。でも、それはどこどこのお店のどなたかという話ですよね」

――話を伺っていると、ご自身達で企画制作をしているチャンネル内容はなんら問題はないという認識なのでしょうか

「いえいえ」

――この企画がなければ特定されることはありません。チャンネル内で身元を特定される可能性のある話をされたこと、そこのことを問題しているのです。事前に許可取りもなく出されてしまった。本来は禁止されている女性の連絡先を聞いたり…。別れの際にユーチューブの企画なんだよとポロリと聞いてあっけにとられたままだったのですよね。

「企画なんだということを(その女性は)聞いて、その上で、写メ日記を書かれたということなんですね」

――ですが、別れの際に企画なんだよということを伝えることが道義的にありなのかどうか。その結果が女性の精神的な被害につながっているという認識があるのですけれど、そのことをいかがお考えですか。

「実際に被害を被っている女性がいるということ、それは分かるのですけれども、あとはこっちでお話をするので、どこのお店ですか」

本誌記者が店名を告げ、一度、電話は終わる。その後、当該の店舗と話をしたマネージャーから連絡が来た。その姿勢は一転していた。

「今、お店の方とお話をしまして、お店としては状況は知ってますけれど、うちがどうこうということはありませんということでした。女性に対してお話をさせていただいて謝罪をさせていただきたいのですけれども…」

――これは事務所全体の総意として女性に謝罪をしたいということですよね。

「女性が困られているということなのでお話をさせていただいて、その上ですけれど…はい」