【音楽】レッチリのフリー　ベースについて語る「ベースの演奏は川のようなもの」

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ（Red Hot Chili Peppers）のフリー（Flea）は、最新アルバム『Unlimited Love』にあわせたBass Player誌のインタビューの中で、ベースについて語っています。

Ｑ：このアルバムには、あなたが動き回るためのスペースがたくさんあり、その意味で、本当のベースの遊び場ですね。

「それが僕らの今いる場所であり、僕が今いる場所だと思うんだ。特にレッド・ホット・チリ・ペッパーズに関連してだけど、ベースの演奏を川のようなものだと考えているんだ。ベースラインとそれを演奏することで、この宇宙的でスピリチュアルな川が僕の中を流れるように、自分を開放できるような生き方をしたいんだ。

激流が必要な時も、静かな淵が必要な時も、必要な時に必要なだけ解き放つことができる。どんなにコード、メロディ、リズム、ハーモニーに奉仕することができても、僕はルーズで自由で、流れに身を任せたいんだ。素晴らしいリズムとコードとメロディがたくさんあるように感じるから、その中を流れていきたいんだよ。

それはサポート的なものであったり、僕たちが音楽に求める催眠のような瞑想的な感覚を生み出す反復的なものであったりするんだけど、僕の言いたいことはわかる？　ディスチャージやスレイヤー、エリック・サティ、あるいはその間にあるもの全てに言えることなんだけど、素晴らしい音楽を聴いたときに感じる、人と人とのつながり、それが僕たちが求めているものなんだ」

Ｑ：実際にどのように応用しているのでしょうか？

「邪魔をしない、そして、流れに任せる。このアルバムでは、僕があらゆる場所にいるけど、ただ、流れに任せているんだ。どの曲も他の曲とは違う。僕はただ音楽を感じ、何がうまくいくかを感じているだけなんだ。ミュージシャンとしての集中力と勤勉さを保ち、たくさん演奏し、注意を払い、謙虚である限り、僕は学び続けることができるんだよ」

Ｑ：ベースはどこまでがアレンジで、どこまでがその場の即興なのでしょうか？

「何を弾くかわからないのが好きなんだ。自分が何を演奏しようとしているのか、何をしたいのかはわかっている。自分の指と神経系と脳と神との関係を信じて、それをやり遂げようと思うんだよ。ただロックしたいんだ。ただ、それを実現させたいだけなんだよ」

Ｑ：練習はよくするのですか？

「練習するよ、スケールをね。自分のことは自分でやる。勉強もする。僕は音楽が大好きだし、ベースも大好きなんだ。ベースを手にしたときの喜びは、これまでの人生で経験したことがないほどだし、弾くのが大好きなんだ。61年製のフェンダー・ジャズを持っているんだけど、その軽さ、ネックの滑らかさがたまらない。手に取ると、すべてがうまくいくんだ」

Ｑ：誰もが自分のベースの才能を見せたいと思ってキャリアをスタートさせますが、成長するにつれて、そうでなくなっていきますよね。それはいつ頃からですか？

「僕は、意識して目立ちたがり屋になりたいと思ったことはないよ。もちろん、ジャコやスタンリー・クラーク、マーカス・ミラーといった偉大なベーシストたちは大好きだけど、僕は自分らしい音、自分らしいスタイルを持っていたいという気持ちが強かった。

そこに僕の傲慢さがあったのかもしれない。特に初期のチリ・ペッパーズでは、16分音符の速い音を攻撃的にやって、とても忙しそうにしている。僕はパンクロックが好きなんだけど、僕が好きなファンクは、僕が子供の頃にストリートで感じていたパンクロックの攻撃性という乗り物を通して生まれてくるようなものなんだ。でも、どうなんだろう...。僕はいつも甘くてメローなベースプレイが好きだった。ただ、それをやるのはあまり意味がなかったんだ。

（※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。）

みたいな歌があったな