天王寺動物園のシロクマ「イッちゃん」 旅立ちを前に誕生会 (大阪→横浜)

天王寺動物園のシロクマ「イッちゃん」 旅立ちを前に誕生会
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221211/2000069006.html

12月11日　11時23分

大阪の天王寺動物園のホッキョクグマ「イッちゃん」は、今月、繁殖のために横浜の動物園に貸し出されることになっていて、１１日、９歳になった「イッちゃん」の誕生日会と旅立ちを前にした壮行会が行われました。

平成２５年に、ロシアの動物園で生まれたメスのホッキョクグマの「イッちゃん」は、平成２７年から、天王寺動物園で暮らしていて、２年前には、娘の「ホウちゃん」を出産して子育てをしてきました。

しかし、国内のホッキョクグマの数が減少していることから、繁殖のため、今月２６日に、神奈川県の「よこはま動物園ズーラシア」に行くことが決まっています。

１１日は、「イッちゃん」の９歳の誕生日会と旅立ちを前にした壮行会が開かれ、朝から多くの人が駆けつけました。

飼育員から、プレゼントとして７５センチほどの鮭２匹が贈られ、「イッちゃん」と「ホウちゃん」は取り合いをした後、１匹ずつ器用に手で抑えながら、美味しそうに食べていました。
家族と見に来た９歳の男の子は「かわいかった」と話していました。

また、６年間、「イッちゃん」を見に通っていたという７０代の女性は「天王寺動物園からいなくなるのは本当に寂しいです。色んな表情を見せてくれた『イッちゃん』には感謝しかないです」と涙ながらに話していました。

天王寺動物園の安福潔副園長は「『イッちゃん』がいなくなるとさみしくなりますが、繁殖がうまくいって、いい報告が聞けることを期待しています」と話していました。

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