アメリカ大統領選挙への出馬を期待される俳優のドウェイン・ジョンソンが最終決断を下す。(フロントロウ編集部)
ドウェイン・ジョンソンは大統領選挙に出馬する?しない?
オファーが絶えない超売れっ子俳優のドウェイン・ジョンソンが、アメリカ大統領選挙への出馬を“見送る”ことを正式に表明した。
2020年のアメリカ大統領選挙にラッパーのカニエ・ウェストが立候補したことが記憶に新しいが、じつはドウェインも以前から「将来的に大統領選に出馬するのでは」と言われてきた人物のひとり。本人も意外と乗り気で、一部の人たちのあいだで“ドウェイン待望論”があることに対し、「今のところわからないけれど、知事や大統領になるという考えを否定はできないな。魅力的なことだと思うよ。それ以上に、(政治家や大統領になるということは)世界的規模で人々の生活に実際に影響を与える機会を得ることだからね」と、2017年に米GQのインタビューで前向きなコメントを残していた。
また、自身の半生をコメディタッチで描く伝記ドラマ『Young Rock(原題)』の劇中でも、今から約10年後の2032年に「アメリカ大統領選に立候補する」という設定になっており、世間の“ドウェイン・ジョンソン大統領誕生”への期待はさらに高まっていたが、色々と考えた結果、政界進出はあきらめることにしたという。
ドウェインはその理由を米TV番組『Sunday Morning(原題)』でこう説明している。
「(大統領選出馬は)もう選択肢にありません。その話は終わりです。この件については、B面も必要なので言っておきます。私はこの国とそこに住むすべての人を愛しています。また、父親であることも愛しています。私にとって1番大切なことは、父親であることです。とくに、娘たちの人生のなかで重要な時期であるこの時期に、父親であることが1番大切です。長女の人生の重要な時期に家を空けることが多く、(父親として)何年も不在だったので、それがどんなことかよくわかっています。大統領になったら同じことを繰り返すことになるでしょう。私の最優先事項は娘たちです。CEOは聞こえはいいですが、私が1番なりたいのはパパです。それだけです」
ご存じの方もいると思うが、ドウェインには前妻とのあいだにもうけたシモーヌ(21)と、再婚相手とのあいだにもうけたジャスミン(6)とティアナ(4)という3人の娘がいる。シモーヌが幼いときにあまり一緒に過ごすことができなかった経験から、下の2人には父親としてそばで成長を見守りたいという強い思いがあるよう。(フロントロウ編集部)