左からピーター・アーツ、奥野氏、ボブ・サップ(東スポWeb)
謎の政党「ごぼうの党」が23日、東京都内で街頭演説を行った。代表で実業家の奥野卓志氏(48)はお面を付け、応援に駆け付けた格闘家のボブ・サップとピーター・アーツとともにマイクを握った。
同党は参院選に比例代表候補を11人擁立。選挙活動はこの演説が初となる。舞台となった東京都庁前には「ごぼうの党」と書かれた大型トラックが2台に街宣車1台が用意されていた。
奥野氏は「政治を花火のようにしたい。花火はお金がある人もない人も、怒っている人も悲しんでいる人も笑顔になれる。みんなが笑顔になれることを目指して政治をしたい」と穏やかな口調で訴えた。
どこの政党とも争わないとした上で、「ただ1点だけ。国会議員になれたら学生の奨学金制度、子供たちが借金をしなくてはいけないのはどうかなと思う。あと給食費。子供は親や環境は選べないのでどんな環境で生まれてきても悲しい思いをしないようなことを目指したい」とこだわりたい政策を明かした。
また、政党として掲げている「真実」「愛」「笑顔」についても説明。「政治は〝まつりごと〟と言われていた。例えば7月10日に選挙行くときはハロウィンのように仮装したりお祭りのように楽しみませんかという活動をしたい」と意気込んだ。
上半身裸のサップは「フハハハハ、彼は政治とエンターテイメントに笑顔をもたらしてくれる。みなさんも支えてほしい」と語り、アーツも「世界中がコロナで大変な思いをした。スポーツは多くの人に笑顔をもたらしてくれる」と、ともにエンタメ業界へのサポートを奥野氏に期待していた。
俳優の山田孝之らタレントがSNSで同党に言及していたが、どんな〝まつりごと〟になるのか。